標高551mの地に位置する姨捨駅は、長野駅から鉄道で約30分。険しい坂道のためスイッチバックで入構します。
姨捨駅ホームからのぞむ善光寺平。今回は姨捨棚田をメインにゆっくり観光ランを楽しみます。
まずは姨捨駅を出て左へ進み、「姨捨公園」の看板に従って細い道を入っていきます。
姨捨公園自体はこじんまりとしており、眺望がのぞめる以外はとくに見るべきものはありません。
そのまま一本道を下っていくと、姨捨山の山号を持つ長楽寺に到達します。ここは「田毎の月(たごとのつき)」で有名。“山腹にたくさん並んだ狭い田のひとつひとつに映る月”という意味だそうです。
長楽寺の境内を出ると、そこは姨捨棚田の麓付近。棚田には軽トラが走れるぐらいの道が縦横に設けられています。
当日はお弁当を広げてくつろぐ多くの家族連れの姿が。
棚田だけにひたすら上るのみ。高度が上がるごとに棚田とその奥に広がる善光寺平の風景が、より深まっていくのがわかります。
ここが姨捨棚田の“頂上”。いちおう展望台ということになっています。付近には休憩(300円)や宿泊(1,700円)ができる民宿も。
棚田エリアを出てすぐ右に踏切があるのでそのまま渡り、右へ。程なくして姨捨駅に戻ります。
姨捨駅から棚田をぐるり1周、その距離は棚田でのコースの取り方にもよりますがおおむね2〜3km程度。1時間あれば余裕で周れますので、春の長野マラソンの前後に立ち寄るのもおすすめです。
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