
マラソンにのぞむ際、大半のランナーは目標タイムやコンディションにあわせてペースを設定するでしょう。理想的なのは前半抑えて後半上げていく「ネガティブスプリット」。これがキマるとフィニッシュの爽快感は何倍にも高まります。
しかし頭ではわかっていても、いざ本番となるとなかなか上手くいかないのがマラソンの難しさであり、面白さでもあります。
とくに男性(おじさん)ランナーに中には、前半突っ込んで終盤ヨレヨレというパターンを繰り返している人が多いのではないでしょうか。
私もその一人で、毎回同じ失敗(失速レース)を繰り返しているにもかかわらず、どうしても前半にペースを抑えることができません。
冷静に振り返ってみると、レース中に感じているのは「焦り」と「欲」であることがわかっています。
レース中に設定ペースが少しでも遅れると途端に「焦り」が走りに影響し、次のラップはオーバーペースになってしまいます。
逆に設定ペースよりも速いことがわかったとき、心のどこかで安心している自分に気づきます。「設定ペースよりも早い分だけ貯金ができた」(大きな勘違い)といった具合に。そして、「もしかしてこのままのペースで行けるのではないか」と、「欲」が頭の中をよぎるのです。
それでもなんとか誘惑を振り払い設定ペースを守っても、その後少しでも遅れると途端に焦り、速ければ「貯金ができた」と勘違いしてしまう繰り返し。
これこそが失敗(失速)の大きな原因。「設定タイムより速い」のは貯金でもなんでもなく、むしろ後半に残しておくべき脚を先行して使っているに過ぎない、つまり「借金」以外の何ものでもないのです。
このように頭では理解しているつもりでも、いざ本番となると「前半のオーバーペース=貯金」という間違った意識になってしまうクセはなかなか抜けません。
私も含めて、マラソンにおける「貯金」と「借金」の考え方を根本から転換することが必要なランナーはたくさんいそうですね。
【関連する記事】
- ネバネバからサラサラに!夏ランのメリット「汗腺強化」。
- “血が増えると熱中症に強くなる”って本当?!
- 体育会魂がダイエットの妨げに!?
- “街ラン”で危険行為!?
- 善良な市民ランナーがある日とつぜん“犯罪者”に!?
- 名古屋ランニングコースガイドを地図上から検索!
- 要警戒!!! マラソン大会 会場はインフルウイルスの巣窟!?
- ランニング初心者に立ちはだかる2つの壁。
- 今は絶対にカゼをひきたくない!この時季のランニング時は汗冷え対策が最重要。
- 秋冬のランニング時の服装に迷ったら「+10℃ルール」がおすすめ。
- 走ることを「手段」で終わらせるのはもったいない!
- 増加するクマ出没被害への備え
- ランニング中でのトラブル時のSOS、昔と今。
- アディダス史上最軽量のレーシングシューズ
- 愛知県・静岡県・長野県にまたがるスタンプラリー



