東京マラソン2021は新型コロナ感染拡大防止策としてウェーブスタートを採用。第1ウェーブ9:10、第2ウェーブ9:25、第3ウェーブ9:35と、3回に分けて号砲が打ち鳴らされました(9:05に車いすマラソンスタート)。
定員数が絞られたとはいえ、2万近くの選手がひしめく光景はやはり壮観。スタッフの指示のまま、ぞろぞろと歩いて前に進みます。
3分ほど歩いた頃でしょうか、ふと時計を見ると号砲の時間が過ぎていました。あわててスタートボタンをプッシュ。後方のグループだと号砲が聞こえないばかりか、スタートの雰囲気はまったく感じられず。
6分ほど過ぎたとき、ようやくスタート地点らしきものが見えてきました。
さらに2分ほど歩いてようやくスタートライン到達。
気持ちを仕切り直し、12年ぶり3回目の東京マラソンに挑みます。
スタート直後、すぐに折り返して新宿の超高層ビル群や繁華街を抜けていきます。「これぞ都市型マラソン」といった景観が続き、テンションもアップ。
4.5kmほどで防衛省前を通過。
東京ドームシティ前通過。7km地点です。
万世橋付近。上野方面へと進みます。このあたりから折り返してくる選手と対面に。
初めての折返しポイントは上野。10.5kmほどでしょうか。
13km過ぎ、前方に日本橋が見えてきました。練習不足と体重増加がたたり、早くも脚に違和感が・・・。
日本橋を通過して永代通りを左へ曲がったところで、ラッキーなことに先頭グループに遭遇。慌ててカメラを向けるもトップのキプチョゲは間に合わず。鈴木健吾選手はかろうじて撮影できました。
その後しばらくエリート選手たちの走りを生観戦しながらラン。女子トップも見届け、浅草寺方面へ。


浅草寺の雷門は18km過ぎ。従来なら歩道を埋め尽くさんばかりのギャラリーがいますが、今回はやや控えめ。それでもコース屈指の観戦ポイントとあって、沿道はにぎやかでした。
その後、いろいろと沿道の見どころはあったのですが、すでに脚が終わりかけており撮影する動作すらおっくうに。
ということで一気に25km過ぎへ。清澄公園にエアサロンパスのサンプリングコーナーがあったので、休憩がてら寄ってみることに。白いけむりが立ち込める中、いただいたサンプルをこれでもかと全身にシューシュー。少し生き返った気がしました。
銀座のど真ん中を走れるのも東京マラソンの醍醐味ですね。
少しずつフィニッシュの東京駅に近づき、ようやく「残り1km」の表示が!しかしこれはフェンスを隔てた向こう側。フェンスをまたいでズルしたいという衝動を抑え、フィニッシュ地点から遠ざかるように芝方面へと向かいました。ここからが長かった・・・。
東京タワーの撮影ポイントは36km付近。
やがて田町駅前を折り返し、最終盤へ。
そしてついに、さきほどズルしたい衝動にかられた「あと1km」に到達。うれしかった。
丸の内仲通りの石畳を踏みしめるように一歩一歩前へ踏み出し・・・
夢にまで見たフィニッシュ地点が視界に。ボロボロになりながらもなんとか無事に完走することができました。
フィニッシュ後はすぐに手洗いを促され、順路通りに進みます。
通常だとフィニッシュミールや記念品を順番に受け取るところですが、今回はコロナ対応のためあらかじめ品物をセットしてある袋を自分でピックアップするシステム。完走メダルもその袋に入っていました。
以上、東京マラソン2021レポートでした・・・と、肝心なことを言い忘れていました。それはボランティアやスタッフの皆さんの活躍です。沿道では声が出せないかわりに拍手やアクションで応援、給水エイドでも多くの方々がランナーをサポートしてくれました。
明日は東京マラソン2021レポート最終回、vol.4<EXPO篇>をお届けします。
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