●ポイントは「レイヤー」
秋の空は変わりやすいもの。走り始めてしばらくは肌寒く感じますが、走っているうちに暑くなります。簡単に脱ぎ着できない服装だとついついそのまま走り続けてしまい、気づいたときに汗まみれ。汗冷えで不快な思いをする結果に。
これを回避するためには、すぐに脱いで腰に巻いたりポーチに収納したりできる薄手のジャケットを着用することをおすすめします。ベースレイヤーは吸湿速乾性に優れた素材のものをセレクト。これにより肌をドライに保ち、体温をキープできます。
●服装に迷ったら「+10℃ルール」
走っているうちに暑くなることはわかっていても、最初のうちは寒い。これが秋冬のランニングの服装選びを難しくしている理由ですが、ある基準で決める方法もあります。
それが「+10℃ルール」。屋外の気温に10℃プラスし、そのレベルの服装を身に着けるだけ。つまり外気温が5℃の場合は、15℃を想定したウェアリングを選ぶのです。雨天時や風が強い場合はプラス5℃で考えましょう。
●明るい色のウェアを選ぶ
これからの季節、ますます日が短くなっていきいます。とくに午後3時以降に走り始める際は要注意。午後遅い時間から夕暮れ時にかけてクルマのドライバーからランナーが見えにくくなります。ドライバーが認識しやすいよう、明るい色を身に着けて走ることをおすすめします。
●良質のジャケットに投資
適度に暖かく、羽のように軽く、吸湿速乾性に優れ、少々の雨なら弾き飛ばす。そんな高機能なジャケット1着あれば秋冬のランニングがより快適になるはず。スポーツメーカーよりも、登山時のウェアを扱うようなメーカーの商品を選びましょう。値段はそれなりに高額ですが…。
●走り終えたらすぐ帰る!
ウェアリングを完璧にしても、身体を完全にドライに保つことは不可能です。乾き切らなかった汗が湿り、知らず知らずのうちに体温を奪います。解決法は服を脱ぎことのみ。着替えを持っていない場合はどこかに立ち寄らず、まっすぐ帰宅して温かいお風呂に入りましょう。