昨今「おもてなし」をアピールする大会が増えました。しかし、真のおもてなしが息づいている大会はほんの一部ではないでしょうか。いびがわマラソンは今さら「おもてなし」という言葉を使うまでもないほど、ランナーへのホスピタリティが文化として地域に深く根付いた大会です。
会場に立っただけでその温かさを感じられる稀有な大会、といっては大げさでしょうか。
今回も地域全体で迎えてくれる独特の雰囲気は健在。昨年の30回記念大会を上回る歓迎っぷりは何度体験しても感動します。
レースの間つづく高石ともやさんの歌とMC、3年ぶりに帰ってきた地元出身の高橋尚子さん、子どもたちの応援、ボランティアの活躍・・・いずれもいびがわマラソンにとって無くてはならないものです。
無くてはならないものといえば、応援犬タロウもいびがわマラソンに欠かせない存在です。
2016年大会の8日後に旅立ち、いまは絵本の世界で生きるタロウ。今年は本から飛び出してこれまでと変わらずランナーに「がんばれわん♪ まけるなわん♪」と声援を送ってくれました。
欠かせないものといえばもう一つありました。・・・フィニッシュ後の鮎の塩焼き。これも私の中では定番です。
■引用:タロウの絵本『ミクラのタロウ』 つぼい しげかず/作・絵
●明日はvol.2<レース篇>をお届けします。