今回は名鉄犬山ホテルの「天然温泉入浴付ランチバイキングプラン」を利用。さすが名古屋の政財界の方々も会合で利用するホテルだけあり、場違いなランナー集団にもかかわらずとても親切にしていただきました。
各自荷物を預け、エントランスで今回のイベントリーダーから諸注意。そして定刻より20分ほど遅れてスタートしました。
イベントの趣旨はあくまでも「観光ラン」。「観光スポットをランで結ぶ」という感覚です。つまり、「走る」が主体の「マラニック」とは異なります。
第1観光ポイントは「桃太郎神社」。ですが、まずは木曽川沿いを逆方向へ。コース上に歩道がほとんど整備されていないため、行き交うクルマや歩行者に注意しながら1列に並んでのランニングです。
木曽川対岸からのぞむ国宝 犬山城。復興天守や模擬城が大半を占めるなか、この犬山城の天守は江戸時代そのままの「現存天守」(他に松本城、高知城、松江城の4城のみ)です。
かつて名鉄が市電のように車道を走っていた名残を残す犬山橋を渡り、ふたたび南側の川沿いへ。
スタートから40分、5.3kmぐらいで桃太郎神社(桃太郎公園)に到達しました。
この神社はあの桃太郎をフィーチャーした神社で、祭神は大神実命。境内には桃太郎のストーリーを再現したコンクリート像が点在しています。
このコンクリ像が並ぶ独特の空気感、どこかで感じたことある・・・と思ったら、名古屋の皆さまにはおなじみ、宗教公園五色園と関ヶ原ウォーランドでした。で、よくよく調べてみたら同じ作者(浅野祥雲)であることが判明!すべてのコンクリ像を撮影しておくべきでした。
桃太郎神社を満喫した後は、今回のメインスポットである“もみじ寺”こと「寂光院」へ。長い階段を上りきったところに本堂があります。
紅葉の兆しがところどころに現れていてとてもきれい。
「仏足石」。裸足で乗るといいことがありそう。
本堂に手を合わせた後、渡り廊下でつながっている「随求堂」の回廊を3回めぐるのが正しい参拝方法のようです。
階段が上れない方のためにスロープカーも用意してありました。
寂光院はまだ紅葉のピークではありませんでしたが、それでも「犬山の秋」はじゅうぶん楽しめたと思います。寂光院からは木曽川沿いへ下りず、継鹿尾、モンキーパーク経由で犬山市街へ。
犬山城下町は観光客でにぎわっていました。江戸情緒を楽しみながらゆっくりジョグ。みなさん誰ひとりとして買い食いしようとしません。それはそうです。ホテルに戻ったらランチバイキングが待っているのですから。
名鉄犬山ホテルに戻ったのはスタートから2時間10分後。総距離は12.24km(ガーミン計測)でした。
その後、館内にある天然温泉で汗を流し、ランチバイキングへ。ちょうど北海道特集が行われていたため、北の大地のグルメをたっぷり満喫。
走って、温泉入って、飲んで食べて・・・。まさにランナーの王道を行く楽しい1日でした。
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