今から10年ほど前の春だった。
会社近くの書店に「インターネットコーナー」がオープンしたと聞き、
興味本位で行ってみた。たしか30分500円取られたような。
15分ほど待ってやっと自分の番が回ってきた。
インストラクターに簡単な説明を聞き、
期待に胸をふくらませながら、いざ初アクセス!
・・・が、しかし、印象はズバリ「使えね〜」だった。
当時はまだISDNという言葉すら誰も知らない時代。
まず、止まっちゃったのか接続中なのか分からないほど、
激しく重いアクセスに閉口。
そして検索エンジンとは名ばかりの、
でたらめな検索結果にガックシ。
インターネットに「図書館代わり」を期待していたのだが、
その目論見はもろくも崩れ去ったのだった。
イングも割と早くインターネットを導入したが、
当初はそんなこんなで、なかなか使う機会がなかった。
さらに20年前にさかのぼれば、
「インターネット」という概念すら頭になかったのはいうまでもない。
当時はFDDがパソコン本体よりも高価(安くて30万円ぐらい?)で、
みんなせっせとカセットテープにデータを保存していた時代。
セーブ、ロードともに恐ろしく時間がかかったのを憶えている。
もちろん「OS」なんて洒落たものも存在しない。
ではどのようにマイコン(当時の呼び方)を使っていたかというと、
雑誌に書いてあるゲームのプログラムをシコシコ打ち込み、
マイコン上で「RUN」させて遊んでいたぐらい。
上級者はもっと活用していただろうが、
私にできるのはそこまでだった。
そして現在。インターネットもコンピュータも劇的な進化を遂げた。
その進化スピードは年々加速しているようにさえ感じる。
ほんの一年前の「驚き」が、すぐに古くさくなってしまう。
新しいテクノロジーや話題についていくだけで精一杯の毎日だ。




