2007年10月09日

マラソン大会で350人が病院に搬送(動画有)

日本時間の8日に行われた「シカゴマラソン」で、猛暑により約350人以上が病院に搬送されたという。しかも35才の男性1人が亡くなったようだ。

当日のスタート時(朝8時)の気温は20℃。これがぐんぐん上昇し続け、ついに31度という予想外の猛暑に。このため各エイドに選手が殺到。なんと水が足りなくなってしまったのだとか。大会主催者は4時間経過した時点で中止を決定。道路を封鎖しようとしたものの、数千人のランナーが警告を無視して走り続けた。結局、3万6千人が出場して完走者は2万5千人。レース打ち切りが発表されたとき、約4,000人がゴール目前だったらしい。

シカゴマラソンのように35,000人規模のビッグレースの場合、ふだん走り慣れていない人やレース初参加の人も多かったに違いない。このように給水(ミネラル補給も含めて)の知識を持っていないと思われる人たちが31℃という猛暑の中を走るだけでも恐いことだ。しかも水が足りなくなるとは・・・。

とくに夏のレースでは、「喉が渇いた」と感じた時点ですでにレッドゾーン。先手先手のこまめな水分補給が必要だ。もちろん水だけではなく、ミネラル分(塩分)も必要。フルマラソンの長丁場なら糖分も摂らなければならない。マラソンは「ただ走るだけ」だと高をくくっていたら恐い目に遭う。と、本に書いてあった。

今回は20℃から一気に31℃に急上昇するという予想外の展開があったため、走りなれているランナーでも何らかの異変を体に感じたことだろう。

マラソンの死亡事故は、じつは日本でもけっこう起きている。多いのは暑さに関係なく、心不全などの突然死。しかも犠牲者の多くがふだんからレースに出場し、走り慣れているランナーだというから恐ろしい。もともと何らかの心疾患をかかえているのに気づかず、なにかのはずみで引き金が引かれてしまうのだろうか。

最近のランニングブームで健康的な面と楽しさばかり取り上げられる傾向にあるが、ランニングポータルサイトやスポーツメーカーは、走ることの危険性をもう少しさらけ出す必要があるのではないだろうか。もちろん、レースに自分の意志で参加する以上、「自己責任」が前提なのはいうまでもないけど。



シカゴマラソンの動画。


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