そのとき思った。
「フジテレビがガチャピンなら、NHKはゴン太くんだろう」と。
そこでさっそく、ゴン太くんもブログを書いていないのか調べてみた。すると、ブログはやっていないものの、不定期で「ゴン太くんのひみつ」というコラム(NHKエンタープライズ内)を連載していることが分かった。さっそく読んでみたが、残念なことにゴン太くんの語りではなく、100%制作者目線の文章。考えてみればゴン太くんは「ウゴホ、ウゴホ」という言葉しかしゃべれないので、文章を書くのも苦手なのだろう。
まあ、それはいい。しかし・・・・許せないのはその内容。なんとゴン太くんがじつは着ぐるみであることを暴露してしまっているのだ!
ご丁寧にゴン太くんの中に人間が入っている「透視図」まで掲載してるし。これを子どもが見たら何と思うだろうか。大人の私だってショックだ。ゴン太くんはゴン太くんであり、断じて「命」の通っていない着ぐるみなんかではないのだ。着ぐるみだと認めることは、30数年育んできたゴン太くんとの思い出を放棄することに他ならない。もしもガチャピンブログで、「ぼくの中にはおじさんがはいってるんだよ。セリフは当てレコなんだ!」なんていってしまったらどうなるか。夢を汚された子どもや大人たちのクレームにより、ブログは大炎上することだろう。
着ぐるみであることを暴露したのが第三者のホームページやブログならまだいい。「そんなのうそだ」と思えば済むから。しかし本家本元のNHK(エンタープライズ)が「着ぐるみ」だと断言してしまうのはいかがなものか。“お約束”を破ってしまった罪は軽くない。
ちなみに「ゴン太くん」とは、今から40年ほど前にスタートした「できるかな」という子ども番組のメインキャラクター。パントマイマーのノッポさん(高見映)との絶妙なかけあいで、毎回、身近にあるものを利用して楽しい工作を披露してくれた。「ひらけ!ポンキッキ」と並び、私が大好きだった番組だ。
ゴン太くんの中に人が入っているイラストを見たときの脱力感は、一生忘れることはないだろう。

