2009年06月29日

ドラマ『MR.BRAIN』第6話のオチにモヤモヤ感。

期待しすぎているからでしょうか。ドラマ『MR.BRAIN』(TBS)は毎回モヤモヤ感が残ってどうもスッキリしません。第6話もストーリー設定自体に不満はないんです。むしろよく考えられていて興味をひく内容だと思います。ただ、最後のオチの「説得力」が今ひとつ貧弱なのが残念でなりません。
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『MR.BRAIN』のような謎解きモノでは、いかに意外性と説得力のある理論展開でトリックを暴くかが生命線。「なるほど!!」と納得させてくれなければ、視聴者はスカッとすることができません。

第6話のストーリーは省きますが、謎解きのポイントをひと言でいうと「解離性同一性障害(いわゆる多重人格)の容疑者が、じつは病気のフリをしているだけなのを見破る」こと。

ちなみに容疑者(仲間由紀恵)は自分の心の中にいる2人の別人格AおよびBの言動を「まったく憶えていない」設定になっています。

そこで木村○哉演じる脳科学者の九十九は容疑者に対してある実験を試みます。その結果「別人格Aしか知り得ないことを、なぜか主人格が知っていた。だから容疑者は多重人格のフリをしているだけ」と結論づけました。

ここで私のモヤモヤ感が一気に吹き出したのです。たとえ主人格が別人格の言動を「まったく憶えていない」といっても、それは表層での記憶における話。主人格が無意識のうちに、心の深層部分で情報のやりとりが行われていた可能性はないと言い切れるのでしょうか。

解離性同一性障害はまだまだ謎の多い病気だということですから、上記のような可能性(深層での情報の伝達)を完全無視して強引に「だからお前が犯人だ!」とするにはいささか弱く、かつ乱暴だと思います。

ましてや、それまで鋼のような精神力と明晰な頭脳で多重人格を演じてきた容疑者が、こんなに弱い理由だけでいとも簡単に病気のフリをしていたことを認めるでしょうか。「・・・分からない・・・なぜかこっちの扉を選んでしまったの!」と開き直られたらどうにも言い返せないはずです。釈然としないまま聴かされるヴァン・ヘイレンには乗ることができません。

要所要所の詰めが甘いドラマは見ていてシラけますし、脱力してしまいます。もっと練りに練って、解決シーンでは誰もが「なるほど!!」と思わずJumpしたくなるようなドラマに仕上げてほしいものです。期待しているドラマだけにちょっと辛口になってしまいました。

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posted by 名古屋RJ管理人 at 18:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | TVウォッチ
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