その経済性・爽快感は予想外にスゴかった。
まず、ほとんどクルマに乗らなくなった。
自転車を始める前はクルマで通勤しており、
まさに「クルマがないと生活できない」状態だった。
いや、今思えばそう信じていただけなのかもしれない。

とはいえ、まったくクルマに乗らないわけではない。
それでもガソリンを入れるのは3ヵ月に一度になった。
1ヵ月に3回ほど満タンにしていた頃に比べればその差は歴然。
たとえば満タン1回6,000円として、
以前なら月に18,000円かかっていたところ、
今ならひと月換算で2,000円だ。その差16,000円。これでかすぎ。
経済性のメリットはガソリンだけではない。
それは「ムダな買い物をしなくなった」ことだ。
以前はクルマでスーパーなどに行ったとき、
カゴの中にパッパカパッパカ無造作に品物を入れまくっていた。
ところが自転車で買い物に行くとどうなるか。
あまり買いすぎると「運べない」のだ。
家に持って帰れるのは、
最大でも「リュックサックの容量」ということになる。
ということで、必然的に必要なモノしか買わなくなる。
というか、買えなくなる。
同じような理論で衝動買いも防げる。
とあるインテリア用品店に自転車で出かけたときのこと。
サッカーボール型のスツールが売っていて、値段も手頃。
ひと目見て「欲しい!!」と思ったものの、
自転車では運べない。
そこで急いで自宅に帰り、クルマで出直そうと決めた。
ところが!家に自転車を置いてクルマに乗りかけたそのとき、
「やっぱ、いらないや」と、急に購買欲が冷めてしまったのである。
冷静に考えるとスツールなんて使う場面がないし、
たとえ買ってもジャマなだけ。
しかし、クルマで行ってたら間違いなくお買い上げしてたと思う。
自転車で出かけたからこそ無駄金を使わずに済んだのだ。
自転車ってスゴい。自転車恐るべし。

